梅がゆ [粗酒粗肴(貧乏酒肴)]
眠れないまま夜がめくれて夜明けになっていく
布団の中で眠ろうともがけばもがくほど眠れなくなる
気だるい倦怠感が全身を覆うように、襲ってくる
目覚めていて布団の中で目を閉じていても眠れない
その眠れない夜が終わりをむかえようとしていた
のろのろと布団から這い出した。
空は、ほんのり明るくなっている。
時折、チュンチュンという雀のさえずりをかき消すように
トラックの爆走音が響く。
昨日は何時に寝たっけ?まだ眠っている脳を揺り起こすかのように
思いをめぐらしてみる。ああ・・そうだった!酒をかっくらって
酔っ払って眠ってしまたのだ。その時は眠れたものの数時間で
目覚めて布団の中でそのままだったな・・・・・
重たい脳がゆっくりと起き上がる。酒をかっくらっても
数時間しか眠れないなんて・・・・・
こたつの上には昨日の酒宴の夢のあと、希望や望みのかけらが
散らばっている。残された不安や絶望を覆い隠すように
そしてこの残骸を見て、後悔や挫折を味合うように気分が悪くなる
たぶん二日酔いも手伝って鬱な気分にさせるのだろう
街の雰囲気に流されてしまって、唐揚げ弁当で酒宴を開宴してしまった
どうしてこんなに流され弱いのか?
こんな日は、あっさりさっぱりの朝食に限る
しかも昨日の残り物のごはんで胃に優しくお粥にするのである。
のろのろとした動作で作業にとりかかる。
一つ一つの動作にも時間がかかる。
そして・・・・・・・
梅を刻んで梅がゆの完成したの
デースヾ(@⌒ー⌒@)ノ!
んまいっ!
はらわたに染み渡る梅の酸味に乗せて、柔らかい粥がほっこりと
体全体を温めて包み込んでくれるようだあ!
夜のとばりのような後悔の念を吹き飛ばすように朝の光が注いでくる
日光を浴びて充電完了じゃあああああ!
太陽光のちからは、偉大だあ!
しかしその反面、不安や後悔や挫折などは濃い影となって
引きずって歩くのである・・・・・・
調子が悪い時の梅粥はいいよ!
お酒はね、熟睡できないんだって。
精神安定剤と一緒に
飲んではいけないってのはそういうことだそうな。
リズムのある生活が大事だよ。時間になったら寝るとか起きるとか、無理にでもやるべし。
by さきしなのてるりん (2012-12-27 12:39)