四畳半七夕物語

 

 

いや～あ、ひさしぶりっ！１年ぶりだよね。

 

なんか少し雰囲気変わった？そうか、あたりまえだよね。もう、１年もたったんだあ・・・・

 

髪型も変えたんだあ。ショートにして活動的に見えるよ。そう？ありがとう。

 

なんか七夕様みたいだよね。別居して１年後に会うなんて。そうだよね。

 

お昼、食べて行かない？レトルトなんだけど２人前なんだよね。

 

 

 

えっ？急ぐの？そうなんだ、それは残念だなあ。えっ？これは、なに？ひょっとして？

 

離婚届・・・・・・・そうかあ、なんとなく会った瞬間にビビッとくるものがあったんだ。

 

顔色を見ればわかるよ。何年も夫婦をやってきたじゃないか。もう、すべてを書いてあるって？

 

あ～あ、現実は七夕様みたいにならないかあ・・・・・愛は永遠に続かない・・・か。

 

そ、そう？気をつけてね。もう、会うこともないって、そうだね・・・・・・・・・・・・・・・

 

じゃあ、サインして役所に出しておくよ。バタンって最後くらい静かに扉を締めれないのかねえ・・・・

 

 

なんか、いつもは２人前くらいぺろりと平らげるのだけど、今日は胸が苦しいや・・・・・・

 

 

 

 

 

(。・_・。)ノ

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コメント 3

コメントの受付は締め切りました

男の背中に哀愁漂う物語ですね。楽しく読ませていただきました。
by nov (2011-07-08 12:49) 

二人前が当たりまえだったのが
一人で二人前は　現実なんだ～て
思う瞬間ですね
紙では　色が変わっただけですけど
うん～変化て　食事で　気付くよな～
つい　４人前買ってしまう
４個買ってしまう
なかなか鋭い～

・・・・・・・・・・・・・て　現実では　ないですよねっ＾＾；



by みうさぎ (2011-07-08 23:21) 

七夕って　やはり
男女の物語がじ～んとせまってくるんですね
淀んでいた部屋の空気が一直線に星のかなたに…
私も小説書いた青春があったような・・・
by きんれん花 (2011-07-09 14:26)